【シドニー13日AAP】 シドニーCBDで14日、ロックアウト法が廃止される。ナイトタイムエコノミーの復帰が歓迎される一方、アルコール関連暴力の増加が心配される。
ロックアウト法は2014年、2人のワンパンチ死亡事件を受けて導入された。14日にキングス・クロス地区を除いて廃止される。
ナイトタイム企業団体(NTIA)のマイケル・ロドリゲス会長は13日、「シドニーにとってターニングポイントだ」と声明を発表した。NSW州のエイルズ観光相は、「責任を持った行動をとり、お互いに気を配りながらナイトタイムを楽しんでほしい」と話した。
一方で州保健サービス組合は、夜遅くの暴力事件が増加するのではと懸念を示す。警察協会も、コミュニティと緊急サービス職員の安全が大事だとして同様に懸念を示した。
同法廃止により、シドニーCBDで午前零時以降にカクテルやショット、グラスで提供される飲み物の規制がなくなり、ラストオーダーも午前3時30分まで30分延長される。さらに、酒屋の営業終了時間の規制もなくなる。