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山火事 電話やネット確保が課題

【キャンベラ13日AAP】   国内の電話会社らは今週、山火事が及ぼす影響について討議する。

電気通信業界団体のコミュニケーションズ・アライアンスは、停電が通信途絶の最大原因だとして、緊急時にサービス復旧に向けて燃料を電話会社らに優先的に供給するよう求める。また、緊急事態における電話会社間の連携改善などについても見直す。

会合を前に、ウエストパック銀行は今シーズンの山火事による経済損失を50憶ドル、経済成長も0.2~0.5%減と見積もった。VIC州で2009年に発生した山火事「ブラック・サタデー」に匹敵する規模とされ、10日時点で保険請求1万550件が申請された。

一方、酷く影響を受けた地域は国内経済のおよそ1%にすぎないと同銀行は見積もる。山火事のほとんどが森林で起こったため干ばつに比べて農業への影響は小さいとされる。

これに対し、観光業や消費者信頼感への影響、大気汚染のほうが深刻だ。煙に包まれたキャンベラやシドニー、メルボルンの様子は世界中で大きく報道され、旅行先としてのイメージに大きく影響を及ぼした。

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