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ロゼール爆発募金 遺族への配当は僅か

【シドニー2日AAP】   シドニー近郊ロゼールで発生したコンビニエンスストア爆発事件に関して、市民による寄付金が遺族に対して適切にわたっていないことが遺族の証言で分かった。

今年9月に発生したこの爆発事件では、ビアンカ・オブライアンさん(31)と息子のジュード君(11カ月)、近所に住むクリス・ノーブルさん(27)が犠牲になった。爆発があった店のオーナーであるアディール・カーン(41)が、保険金を目的として爆発を発生させた可能性があるとして逮捕され、殺人罪など25の罪で起訴された。

ロゼールがあるライカート市では事件の被害者支援のための寄付を募り21万2000ドル以上を集めた。しかし、亡くなったオブライアンさんの父親であるビル・ケレメレビスキさんの話では、ケレメレビスキさんには寄付金の受領権利がなく、寄付金は適切に配当されていないと訴えた。

ライカート市のポートス市長によると、近親者を失った遺族は1万ドル、住宅を失った被害者には1万5000ドルの配当金額が設定されているという。しかし市長は、2回目の寄付金分配があり、オブライアンさんとノーブルさんの遺族にはさらなる配当金が分配されると述べた。

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