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観光業の損失10億$に 風評被害も

【シドニー16日AAP】  オーストラリア観光産業カウンシルのウエスタウェイ事務局長は、山火事の影響による観光産業への損失は拡大を続けており、事業の継続が困難な会社も少なくないと懸念を示している。観光業界の山火事による損失額は10億ドルに上るとみられている。

 

ウエスタウェイ事務局長は、VIC州の地方部、NSW州、SA州などで直接山火事の被害を受けていない地域でも、予約キャンセルの割合が60%増加していると指摘。国内の旅行者ホリデーシーズンにも遠出を控えるなど、業界全体に“風評被害”が拡大しているとの見方を示した。

 

観光業界のリーダーたちは16日、連邦政府のバーミンガム観光相とシドニーで会合を開き、業界内で予約のキャンセルが急増するとともに、小企業のキャッシュフローが鈍化しているとして、非常に厳しい状況に置かれていると確認した。

 

モリソン政権もまた、山火事に関する誤った情報の拡散防止に取り組むとともに、観光プロモーションを行いたい考えだ。バーミンガム観光相は、インフラの再建だけでなく、 被害を受けていない地域の宣伝活動や、被害を受けた地域の復興後の宣伝活動を促進したい考えを示した。

 

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