【メルボルン16日AAP】 VIC州メルボルンでは、市内を走るトラムの従業員によるストが近く行われる見通しで、開幕を控える全豪オープンの観戦者にも大きな影響が出そうだ。ストは1月28日と30日で、それぞれ午前10時~午後2時まで行われる見通し。
トラムの労働者は、これまで賃金の引き上げや労働条件の向上を訴えるキャンペーンを展開してきたが、ストのタイミングなどについて批判が出ている。これについて鉄道・トラム・バス組合(RTBU)のグリゴロビッチ州書記長は「市民に不便をかけるのを避けるため、過去2か月はストを行っていない」と反論した。
昨年3月から、同労組はトラム運営会社ヤラ・トラムズに6%の年間賃金引き上げを求めてきたが、ヤラ・トラムズはこれが高すぎるとして対抗。一方、ヤラ・トラムズは「RTBUが全豪オープン中に不要な混乱を引き起こすことを選んだ」と述べ、運輸省および全豪テニスの開催者とともに、ストの影響を最小限に抑えるよう協議中と説明した。