【シドニー6日AAP】 ウクライナ東部上空で撃墜され墜落したMH17機の、オーストラリア人犠牲者38人すべての身元が確認されたと、連邦政府は発表した。
アボット連邦首相とビショップ外相は6日、「悲劇的事件の犠牲者の尊厳がようやく認められた」「犠牲者の家族とすべてのオーストラリア人にとって、非常に困難な月日であった」と共同声明で述べた。
オーストラリアとオランダの両政府は、災害地での独自調査を支援する「国連安保理決議2166」の完全実施を引き続き求めていく。オランダの安全会議と検察サービスも調査を行っている。
オランダ主導による撃墜犯追跡捜査は11月、進行中の内戦やロシアが譲歩しないことで阻止された。これを受けて、オーストラリア、オランダ、ウクライナその他国々で結ばれた取り決めにより、事件の捜査を2015年8月まで延長した。