【シドニー6日AAP】 シドニー西部グレンモアパークの女性が、中国で薬物密輸容疑をかけられ、死刑に直面する可能性があるという。
カリンダ・デイビス容疑者(22)は、メタンフェタミン(通称アイス)75キロをオーストラリアに密輸しようとしたとして、中国で裁判にかけられる予定。
デイビス容疑者の行方を懸念した家族がNSW州警察に通報した11月5日、同容疑者はニュージーランド人のガードナー容疑者とともに、中国の広州に向けてシドニーを飛び立った。2人は11月8日に帰国予定だったとされる。
中国では、麻薬密輸の有罪判決に死刑を規定している。
知らせを受けた長年の友人は、「デイビス容疑者は薬物を摂取したこともない」と驚きを表した。連邦政府および容疑者らの家族はコメントを控えている。
ABCニュースが伝えるところによると、ニュージーランド総領事が拘留所を訪れ、ガードナー容疑者に法的代理人がいることを確認した。デイビス容疑者の領事サポートは、広州のオーストラリア外交担当者が行うとみられる。