【メルボルン18日AAP】 VIC州の人口数百人の小さな町ビューラで、自宅にナチス・ドイツの国旗、ハーケンクロイツの旗を掲げたカップルに対して、町の住民たちが18日に集結し、探せる限りの様々な国旗を集めて社会的な一体性を表現した。
ジ・エイジ紙の伝えるところによると、シェリル・ロードーンさんと彼女のパートナーは、ロードーンさんのルーツがドイツだという理由から、ハーケンクロイツの旗を数週間自宅に掲げていたという。旗はその後警察によって撤去された。
ビューラの町でハーケンクロイツの旗が掲げられたことにショックを受けた地元住民ら60人が町のプール近くに集まり、アボリジニ、LGBTI、日本、韓国、アフガニスタン、インド、カナダなど集られるだけの国旗を持って集結した。
今回のイベントはビューラの歴史・学習・発展協会によって行われたという。協会は、カップルは当分の間町を立ち去っているとし「このような行いはここでは受け入れらないというメッセージが伝わっていると思う。もう今後このようなことは起こらないだろう」と述べた。
ダニエル・アンドリュースVIC州首相は、ハーケンクロイツの旗に関して「非常に不快だ」とコメントしている。