【シドニー19日AAP】 今月14日からシドニーのロックアウト法が撤廃されたが、撤廃後最初の週末は、飲酒による大きな暴力事件はなかったとNSW州政府は報告した。
シドニーのロックアウト法は、2012年にトーマス・ケリーさんが酩酊状態の男に一発殴打されて死亡した事件を受けて、2014年から施行されていた。
現在キングス・クロス以外のシドニーCBDでのロックアウト法が解除されており、2021年に再検討されるという。
NSW州警察のスポークスウーマンは19日に、17日と18日の夜には飲酒による目立った事件は発生しなかったと報告した。
ロックアウト法が解除されたことにより、シドニーCBDでは、パブなどへの最終入店が午前1時30分まで、午前0時以降のカクテル、ショット、グラス販売禁止、ボトルショップでの午後10時以降の販売禁止が解除となる。
また、医師が推奨する午前3時までだったラストオーダーが午前3時30分まで延長されることになり、同州の保健サービス組合(Health Services Union)は飲酒による病院への来院が増加する可能性があるとして懸念を表している。