【キャンベラ11日AAP】 ペルーのリマで開催中の国連気候変動会議に出席しているビショップ外相は、2020年以降の温室効果ガス削減目標について、結論を急がず、他の参加国の動きを見極めて決定するという考えを明らかにした。
さらに同外相は、中国やインドなどの経済大国に対し、発展途上という立場に依存するのをやめて、自発的に行動を起こすよう求めた。同行しているロッブ貿易相は、各参加国が責任を持って行動しない場合には、新しく策定される協定に賛成しない構えを示した。
豪政府は、貿易相手国および温室効果ガスを大量に排出している国の動きを見極めたうえで、2020年以降の削減計画を立てるため、プロジェクトチームを発足。オーストラリアは2020年までにガス排出量の5パーセント削減を目指すとともに、来年半ばまでに2020年以降の目標を発表するとしている。