【シドニー21日AAP】 NSW州で、干ばつに苦しむ農家を標的としたインターネット詐欺が報告されている。州警察は特別捜査部隊を設立した。
詐欺師らは、「干し草を格安で販売する」とソーシャルメディアで宣伝。州中北部沿岸部、ハンターバリー、サザンハイランズ、シドニー北西部ヒルズ、リベリナ地方、シドニー西部ペンリス、ポートスティーブンスなどで苦情があげられた。代金を支払っても干し草が届かないという。
警察は、信頼できる業者や人物のみと取引するよう注意喚起を促した。また、詐欺に遭った場合は通報するよう奨励した。
エリオット州警察相は「前例にない深刻な干ばつのなか、支援を最も必要する農家から搾取するとは情けない」と述べ、警察を支持してオンライン犯罪からコミュニティを守るとした。