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人質事件 犠牲者への献花で埋もれる

【シドニー16日AAP】   16時間の立てこもりの後、犯人と人質2人が射殺される結末を迎えたシドニーの人質立てこもり事件に関して、16日、現場近くのマーティン・プレースにはたくさんの人々が犠牲者を追悼する献花を手向けた。

人質で亡くなったのは、3人の子どもを持つカトリーナ・ドーソンさん(38)と、現場となったカフェ「リンツ」のマネージャーであるトリ・ジョンソンさん(34)。ジョンソンさんの遺族は声明を発表し、「私たちは素晴らしい息子トリを誇りに思っている。これからも我々の記憶の中に永遠に生き続けていく」と述べた。

一部の報道では、ドーソンさんは一緒にいた妊娠中の友人をかばおうとし、またジョンソンさんは犯人のマン・ハロン・モニス(50)から銃を奪おうと乱闘になったと伝えられている。事件ではモニスも警察との銃撃戦で死亡した。

ベアードNSW州首相は、マーティン・プレースに手向けられたたくさんの献花を見て、「まるで市民の鼓動がこの花々に象徴されているようだ」と述べ、事件に対するシドニー市民の対応に感謝しているとした。

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