【シドニー23日AAP】 NSW州スノーウィー・マウンテンズ地区で23日、空中からの放水で消火活動を行っていた米国人消防士3人のヘリコプターが墜落し、全員が死亡したことが分かった。同日、警戒レベルは緊急に引き上げられていた。
NSW州では、23日午後6時の時点でクライド・マウンテンと南部沿岸のカウンテガニー(Countegany)、スノーウィー・マナロ(Snowy Monaro)地区のグレン・アレンなど3か所で警戒を要する火災が燃え続けている。ただ、当局は同日午後5時までに最悪の状況は脱したとの見方を示した。
NSW州のベレジクリアン首相は、消防士を巻き込んだヘリコプター事故について「多くの地域で依然として厳しい状況が続いている現状を示している」と述べた。23日の火災は、乾燥と強風、および40度を超える高温が原因とみられている。