【ホバート24日AAP】 TAS州の西部沿岸のヘンティー金鉱山で発生した事故で、地下700メートルに閉じ込められていた作業員の男性について、TAS警察は男性の生存の可能性が非常に低いとの見解を示した。
男性は地下でローダーを操作していたが、23日午後4時ごろに連絡が途絶えた。同日夜、3次元画像で地下を調査したところ、多数の岩がローダーに落下しており、座席も完全に岩で覆われていることが確認された。温度感知器への反応もなかったという。
事故現場では、現在も岩が落下し続けており、事故現場での捜索が行える安全な状態になるまで、数週間かかる見通しだ。オーストラリア労働組合のウォルトン代理は「掘削などの計画は検討を重ね、作業員を危険な場所で作業をさせるようなことはない」と述べる一方、労働者たちは厳しい状況で作業を行っていると説明した。