【シドニー19日AAP】 シドニーのカフェ人質事件で死亡した、犯人のマン・ハロン・モニス容疑者の葬儀費用について、人質らも含む市民の税金が充てられる可能性があるという。
NSW州司法省は19日、「検視が終了次第、埋葬指令の発令とともにモニス容疑者の遺体は最近親者に送られる」と声明を発表した。遺体検視を要するケースで近親者が現れない場合、法医学局が貧困者用の埋葬を手配し、契約した葬儀会社に公衆衛生課が依頼し、請求書を受領する。
事件当時、福祉手当を受給していたモニス容疑者は、葬儀費用を所有していない可能性がある。同容疑者の元妻を殺害した罪で保釈中の、パートナーのアミラ・ドゥローディス容疑者がモニス容疑者の遺体を引き取るかは不明とされる。
イスラム教徒のモニス容疑者は埋葬される予定で、引き取り手がない場合、無標の墓となる。