【シドニー19日AAP】 携帯電話大手ボーダフォンは、昨年と比較して大きく改善したものの、依然最も苦情の多い通信企業となっている。
業界オンブズマンによると、7-9月間で、ボーダフォンは通信サービス1万件あたり12.2件の苦情を受けた。2位のテルストラは6.8件、3位のオプタスは4.6件であった。
ボーダフォン・カスタマーケアのマット・ペーターソン氏は、「この結果が示す深刻さを最少評価しない」と述べた。同氏はまた、ローミング料金や超過データ料金の削減など最近の方策をあげて、「昨年と比較して苦情件数が3割減少したことは心強い」と話した。
顧客数と苦情件数との相互参照比較は、ボーダフォン、テルストラ、オプタス、iiNet、Amaysimの通信5社が任意提供したデータによる。インターネットサービス・プロバイダーのTPGは、苦情件数では4位に入るものの、今回の比較対象に入っていない。