国際

連邦政府、中国から豪人退避を検討 

【メルボルン26日AAP】   新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、連邦政府は中国に残るオーストラリア人の退避を検討している。ウイルス発祥の中国・武漢市は封鎖されたままだ。

国内では、1月19日にメルボルンに到着した男性が初の感染者と確認された。関係当局は、20日に武漢からシドニーに到着した中国東方航空MU749便に乗っていた男性に感染性があったとして、乗客リストを入手中だ。また、19日に広州からメルボルンに到着した中国南方航空CZ321便の乗客にも連絡をとっている。

連邦のブレンダン・マーフィー医務部長は、国内で感染者が増えてもおかしくないとの見解を示す。国中の一般医(GP)に対応法を伝える予定だ。

ペイン外務相は、中国政府と連携して中国国内のオーストラリア人の帰国を検討している。政府は武漢市や湖北省への渡航危険レベルを「渡航回避」に引き上げた。

コロナウイルスはタイ、日本、韓国、シンガポール、フランス、マレーシア、米国でも確認されている。

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