【ケアンズ20日AAP】 QLD州北部ケアンズで子ども8人が刺されて死亡した事件で、警察は母親のマーセーン・ワリア(37)を殺人容疑で逮捕した。
マヌーラのマレー・ストリートにある住宅で19日午前、子どもたちが死亡しているのをワリア容疑者の息子(20)が発見した。ワリア容疑者は、死亡した8人のうち7人の母親であり、もう1人の叔母。
警察は20日午前、ワリナ容疑者を殺人容疑で逮捕したとし、ほかに容疑者とみられる人物はいないとした。現場から複数のナイフが発見されたが事件の詳細を断言するには時期早尚とし、殺人担当刑事らが数日留まるとされる。子どもたちの遺体は現場から回収され、検視が行われる。
警察と政府機関は、トレス海峡諸島出身とされる家族やコミュニティにサポートを提供している。トレス・シャイアー・カウンシルのステファン市長も、「地域住民は皆深く悲しんでいる」と話した。
19日夜、ケアンズの教会に数百人が集結し、8人の子どもたち1人ずつに1分間の黙とうをささげた。事件現場付近には献花に訪れる人がやまない。