【メルボルン27日AAP】 学校の新年度に合わせ、国内複数州の公立校で携帯電話の使用が禁止される。
VIC州とWA州は全公立校で携帯電話の使用を禁止。TAS州は2学期から禁止する。昨年22校で試験的に禁止措置を行ったNSW州は、小学校のみで禁止。中高では各校の方針に任せる計画だ。学習妨害やネットいじめを防ぐことを狙いとし、医学的条件で携帯電話を必要とする生徒は例外とする。
連邦のテーハン教育相は、オーストラリア政府協議会(COAG)を通して携帯電話の使用禁止に加わるよう各州・地域に奨励してきた。
スマートデバイス製造企業のスペーストークは、“スクールモード”があるとしてすべての携帯機器を禁止しないよう各州政府に呼び掛ける。独自調査によると、小学校年齢の72%が、スマートウォッチを着用して登校できるべきだと考える。NSW州ノーザン・ビーチのカイリー・クロフォードさんの娘のスマヤさん(8)は、“スクールモード”でスマートウォッチを着用し、午後3時になると親からのメッセージが読めるようになる。