【ブリスベン28日AAP】 新型コロナウイルスを懸念して、ブリスベンの中国人が多数住む地域を避けるよう、偽の健康警告がソーシャルメディアに投稿された。
保健局の公式なものに見せかけた偽の健康警告は、フェイスブックとWeChatに投稿された。“レベル3”の健康被害警告として、中国人の割合が多いサニーバンク、サニーバンク・ヒル、ランコーン、エイト・マイル・プレーンズへの不要な訪問を避けるよう呼び掛けている。
自らの選挙区が対象となったダンカン・ペグ労働党議員は、多民族から成るコミュニティは過去にも標的にされたとして、「人種差別的な偽のプレスリリースで誤報を伝え、恐怖や不安を募らせる」と嫌悪感を示した。
一方、ブリスベンの全寮制学校Stuartholme Schoolは、中国を訪問した学生10人を寮で14日間預かると保護者に連絡した。授業前に毎日看護師の診察を受けるという。