政治

医療目的の大麻使用 NSWで試行

【シドニー21日AAP】   医療目的としての大麻使用を容認するよう求める声が全国で上がっている中、NSW州は、今週から医療用大麻の試行を開始することを発表した。

900万ドルの予算が投入されるこの計画では、「てんかん」を持つ児童、末期の成人患者、また抗がん治療を受けている患者などを対象に、シドニー市内の病院で大麻の使用が試されるもの。ベアード州首相は、これから数々の研究が行われ、報告を元にさらなる計画を立てて最終的に医療用大麻の一般使用が実現するが、それはまだ何年も先の話だと述べた。

オーストラリア医療協会NSW支部は、「今回の計画で患者に延命効果をもたらし、最終的には長期にわたり多くの人々を助けることができる医療法を試行することができる」と述べ、計画を歓迎すると話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら