【ケアンズ21日AAP】 ケアンズで19日に発生した子ども8人が殺害されていた事件で、警察は、母親のマーセーン・ワリア(37)を8件の殺人罪で起訴した。
この事件は、マノーラにある住宅で、子ども8人が殺害されているのを帰宅した長男(20)が発見したもの。逮捕されたワリアは殺害された子8人のうち7人の実母で、あとの1人の叔母にあたる。ワリアは現在、刺し傷の治療のためケアンズ市内の病院に入院している。
現場近くの公園には、周辺住民や遺族、市民らがぬいぐるみやカード、花などを手向け、亡くなった子ども達に哀悼の意を表した。20日には、死亡した子らの父親とみられる男性が消沈した様子で、現場で涙を流している姿がみられた。
一部の報道では、事件発生時、被告は違法薬物を摂取していたとも伝えられているが、警察は事件の詳細について報告できることはあまりないとし、今後の裁判で詳細が明らかにされるであろうと述べた。