【ブリスベン23日AAP】 QLD州西部のカフェが、店頭に「ノー・イスラム」(イスラム教信者の入店お断り)というサインを掲げたことで、この店のオーナーが非難を受けている。
ロングリーチにあるカフェ「イーグルネスト・バー&グリル」の店主、ジョン・ホークスさんは先週、店頭に掲げるサンドイッチボードに、「2000年前、キリストは水をワインに替えて人々を驚かせた。この伝統は今も受け継がれている。現代では、我々はお金をビールに替えているのだ(恐れ入りますがイスラム教信者はお断り)」という内容のメッセージを書いた。
ホークスさんによると、このメッセージを出してから24時間以内に200件以上の電話が掛かってきたという。そのほとんどは発言の自由を支持するものだが、脅迫めいた内容も数多くあった。「家族に申し訳ないと思う」とホークスさん。
ロングリーチ市のオーウェン市長はABC局のインタビューに対して、「一個人から発せられた残念なメッセージ」として、市やコミュニティはすべてのイスラム教信者を歓迎していると強調した。