【シドニー24日AAP】 NSW州では、人質事件の犯人を支援する内容の手紙を書いたことで辞任に追いやられたロバートソン野党党首の後任をめぐって既に水面下で調整が始まっている。来年早々に開かれる党会議で決定する見込み。
ロバートソンNSW州労働党党首は、シドニー市内で発生したカフェ人質立てこもり事件の犯人、マン・ハロン・モニスを支援する内容の手紙を2011年に出したことが明るみになったことで辞任に追いやられた。
次期党首として名前が挙がっているのは、現在、党上院院長を務めるルーク・フォーリー氏。また、マルーブラ選挙区のマイケル・ダーリー氏。野党副党首のリンダ・バーニー氏も立候補するとみられているが、ニューズコープの報道では、実質フォーリー氏とダーリー氏の一騎打ちになるとみられている。
ロバートソン氏の辞任劇は、来年3月に実施される州選挙で労働党支持に大きな影響を与えるものとみられている。