【ブリスベン30日AAP】 QLD州保健当局は、新型コロナウイルスの感染が確認された中国人男性と同じタイガー航空に搭乗した200人について、その後の健康状態などを追跡調査していることが分かった。男性は1月27日、タイガーエアのメルボルン発ゴールドコースト行きに搭乗した。
感染が確認された44歳の男性は、飛行機に乗る際すでに症状が出ており、到着とともに症状が悪化。救急車で搬送されるまで約24時間、他のツアー客8人と行動を共にしていたという。現在、このうち4人の健康状態が悪化しており、ウイルスへの感染を調査中だ。また症状のない4人も含め全員がゴールドコースト大学病院で隔離されている。
QLD州保健当局のヤング局長は「男性と同じ飛行機に乗っていた150人~200人、および男性が訪れていたゴールドコーストのコミュニティへのウイルス拡大を懸念している」と話した。男性は武漢から22日にシンガポール経由でメルボルンに到着し、27日にゴールドコーストへ移動したことが分かっている。