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生乳に関する規制を新規発令 VIC州

【メルボルン28日AAP】   生乳を飲んだとされる3歳の子どもが死亡した事件を受けて、VIC州で生産される生乳製品は今後、バクテリアの殺菌処理を施すか、飲食を防ぐため苦味を加える等しなければならない。

この規制は1月1日より施行。違反すれば、罰金1万7700ドルおよび乳製品製造免許の取り消しが科せられる。

ガレット消費者問題相は、「化粧用途の生乳は飲料用牛乳と同じ包装で、一緒に陳列されていることもあり、消費者の混乱を招く」「VIC州では今後、低温殺菌処理等がなされた生乳を、化粧用途のみで販売できる」と話した。 

VIC州乳食品安全局によると、同州で販売される生乳製品の多くは、州内の生乳供給有資格者によるもの。小売業者が他ルートから生乳を仕入れた場合、起訴される可能性があるという。

生乳は腎臓や血流に影響を及ぼし、摂取すれば水様性の下痢を発症する可能性があるとし、小さな子どもや高齢者、妊婦などには特に危険だと保健局は警告する。

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