【シドニー29日AAP】 ガソリン価格が過去4年で最安値を記録するなか、不景気の影響で買い物を控えていた消費者らが、少なからず購買意欲を刺激されているようだと専門家らは見ている。
オーストラリア小売業協会(ARA)は、「ここのところの低金利、今後さらに金利が下がるという噂、ガソリンの安値、そこにセールが重なり、人々は消費ムードになっている」と分析。無鉛ガソリンの価格は、軒並み1ドル12セントを下回っている。
一方で大手銀行は、消費活動の鈍化を予測。失業率が過去12年で最高の6.3パーセントを記録するなか、来年早々には金利が現在の2.5パーセントからさらに引き下げられるという見方をしている。
ARAのジマーマン会長は、「ボクシング・デーの買い物客の出足を見る限り、消費活動は極めて好調だ」と述べた。
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