【シドニー31日AAP】 シドニー在住で仮想通貨Bitcoin Babeのオーナーであるミカエラ・MJ・ジュリック氏は、山火事の被災者への募金を仮想通貨で募っていることを明らかにした。1月初めからこれまでに700ドルを集め、赤十字へ寄付した。
ジュリック氏は2001年に自身も山火事を体験したことから、被害者への募金を行うことを思いついたと説明。「希望者が私のウォレットに仮想通貨を送金すると、募金と認識され、豪ドルによる募金が行われる」と述べた。赤十字に寄せられた募金額は2019年7月以降、1億1500万ドルとなり、住宅を焼失した人などに提供されている。
ジュリック氏は「自分は幸い自宅を失うことはなかったが、テレビなどで家を失われた人たちを見ると、必死に戦っている様子が伝わってくる」と話し、少しでも復興に強力したい考えを示した。同氏は、仮想通貨の売買や取引、投資などを行っている。