【メルボルン2日AAP】 VIC州は2023年までに、他州・地域同様に空き缶や瓶を回収箱に集めるプログラムを開始するという。
飲料ボトルのリサイクル制度を取り入れておらず、導入予定もないのは国内でVIC州のみ。州政府は今月中に同制度の計画を発表するとみられる。WA州は6月から、TAS州は2022年までに飲料ボトルの回収制度を導入する。通常、空き缶や瓶を回収箱に持参すると10セントと交換できる。
VIC州の環境保護局は昨年、安全面で問題があるとして、廃棄物リサイクル企業のSKMグループにリサイクルごみの受け入れ停止を命じた。これにより、同州はリサイクルごみを埋め立てごみに持っていく他なかった。11月の議会審問で、飲料ボトル回収制度や路肩でのリサイクルサービスの改善などが推奨された。
同州緑の党(グリーンズ)のエレン・サンデル議員は、「2023年まで待つ必要はない。グリーンズはこれを支持し、州政府は即座に可決できる」と話し、ボトル回収制度の導入を歓迎した。