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武漢在住の豪人 帰国の途へ

【キャンベラ3日AAP】   新型ウイルスによって閉鎖された中国・武漢に残るオーストラリア人が、チャーター機によって帰国の途についた。帰国後、クリスマス島で最短14日間を過ごす。

オーストラリア人243人を乗せたカンタス機は3日午後、WA州北部のオーストラリア空軍基地に到着予定。その後、小型の軍用機でクリスマス島に移動する。243人のうち5人が2歳未満、89人は16歳未満だ。クリスマス島では家族単位のグループに分かれ、他者との接触を控える。

カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは、チャーター機の搭乗に名乗り出たパイロット4人と乗務員14人を称賛した。機内では全員がマスクを着用し、食事や飲み物のサービスも最少限にする。さらに、到着後3日かけて機内を洗浄する。

外務省は、オーストラリア市民や永住者などを除き、中国を出発または通過した旅客のオーストラリア入国を禁止した。中国で昨夜、オーストラリアに向けて出発しようとした71人が搭乗を拒否され、2日には12便がキャンセルされた。

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