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「灰の水曜日」以来最大規模の山火事 

【アデレード3日AAP】   SA州で28人が犠牲となった1983年のAsh Wednesday(灰の水曜日)以来の、大規模なブッシュファイヤーが発生している。

アデレード北西部、マウントロフティ山脈のサンプソンフラットで制御不能となっているブッシュファイヤーは3日、あらゆる方向に燃え広がり、19のコミュニティを脅かした。

2日午後に最初の非常警報が発令されて以来、アデレードヒルの住民数千人が避難した。火は来週初頭まで制御されない見込みで、住民は自宅に数日間戻らないよう勧告された。

 

最高気温40度以上、突風も時速90キロを超えるなか、火はおよそ1万ヘクタールの雑木を燃焼し、数千人の消防隊員が制御にあたっている。地域消防サービス(CFS)によると、少なくとも住宅5棟と小屋数軒の全焼が確認されている。CFSのボランティア6人も、多くが煙の吸入によるけがをした。CFSは、さらに高い気温と強風が予想される7日までに火を制御することに、焦点をあてている。

 

ウェザリル州首相は、「依然として非常に危険な状況」と話した。

同州警察は、欠陥焼却炉の可能性を含み、複数の火災要因について調査中だとしている。 

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