【シドニー5日AAP】 NSW州では6日から週末にかけて、まとまった雨が降ることが予想されている。同州ではここ数年干ばつに見舞われているが、激しい降雨は最も雨が望まれている内陸ではなく、北部沿岸と中部沿岸が中心となる見通しだ。
気象局によると、8日夜までにNSW州北部沿岸で降水量が200ミリメートルに達するとみられるほか、9日から10日にかけては、南部にもまとまった雨が降ることが予想されている。同局のトレウィン氏は、かなりの降水量が見込まれるとする一方、「干ばつによる被害が最も深刻な州西部では、あまり期待できないだろう」と話した。
トレウィン氏は、過去3年間にわたり降雨の少ない乾燥した冬が続いたことから、水脈が乾燥し、貯水レベルが下がっていると指摘。今年の冬も再び乾燥した気候が予想され、土地を長く利用するサステナビリティの観点からすれば、好ましい状態とはいえないと話した。