【キャンベラ8日AAP】 アボット首相は8日、パリの新聞社で7日に起きたテロ事件を受けて、「テロの脅威に屈することなく、通常通りの生活を」と国民に呼びかけた。さらに、パリで起きた事件の容疑者について、過激派組織「イスラム国」との関連を示唆した。
アボット首相は、「自由で多元的でゆったりした我々のような社会を悪とみなす人間もいる」と指摘。インドネシア、インド、トルコなどでテロの警戒が強まるなか「自分たちの生き方を守る」と、あらためてテロに屈しない姿勢を示した。
ショーテン野党党首は、同じくパリの事件について「どの民主主義国家においても、我々の自由を脅かす過激主義は受け入れられない」と述べた。他の議員らも、厳しい言葉でテロ事件を非難した。