【シドニー11日AAP】 NSW州では近々、一部の患者に対する医療目的とした大麻の使用を認めるテストが始まるが、これに関して同州の野党は、一刻も早く医療目的の大麻使用を合法化させ、苦しむ患者達を救うべきだと強く訴えた。
NSW州の野党党首であるフォーリー氏は11日、記者らに対して、個人的には医療目的の大麻使用の試行期間を設ける必要はないと考えるとし、「各党が協力し一刻も早く法改正をすべき」と訴えた。
医療目的の大麻使用に関しては、末期がん患者などが病気による痛みを緩和させる目的で大麻を使用しているが、オーストラリアでは全州においていかなる理由であれ大麻の使用は違法となっているため、患者やその家族が起訴されるケースも発生している。