【ブリスベン11日AAP】 州選挙を今月末に控えたQLD州では、与野党による選挙公約合戦が盛んに繰り広げられている中、ニューマン州首相は11日、9100万ドルを投入して2万6000人を対象にした雇用トレーニング計画を実施することを発表した。今回の選挙では同州の雇用対策が焦点になるとみられている。
第2期目を狙うニューマン州首相は、現在6.9%というQLD州の失業率を4%にまで引き下げることを目標にすることを強調している。しかし、この目標は、今期ニューマン政権が様々な対策を講じたにもかかわらず達成されなかった。
同州首相は、与党による雇用対策によって今後6年間で20万9000件の雇用が発生するという計画を発表し、「自由国民党(与党)には雇用計画を実現させることができるメンバーが揃っている」と語った。
対する野党労働党は、不要な内閣閣僚を廃止して2700万ドルを確保し、自由国民党が与党になった際に廃止した「QLD州民のための雇用技能トレーニング」を復活させることを選挙公約としている。