【ケアンズ16日AAP】 ケアンズ北部のトリニティ・ビーチで今週、蚊から伝染したとみられるデング熱患者が確認された。ケアンズで確認されたデング熱患者はこれで8人目となり、拡大が懸念される。
熱帯公衆衛生局のリチャード・ゲア局長は「デング熱の感染拡大を防止するため、警戒を強めてほしい」と近隣住民らに呼びかけた。感染すると発熱、激しい頭痛、嘔吐、下痢などの症状が出るという。
また、同局長は「ほんの少量の水たまりなどでも蚊は大量発生する」と述べ、蚊が繁殖しやすい環境を作らないことも予防になるとしている。昨年のこの時期、ケアンズだけで136人がデング熱に感染した。