【シドニー16日AAP】 シドニー北部ニューカッスルの海岸でサメが2頭目撃され、ビーチが9日間連続で閉鎖される。少なくとも24時間サメの目撃がなく、遠ざかったと考えられた場合に限って、19日のビーチ再開を判断する。最新情報では、16日午前9時頃バーウッドビーチ近くで、3.5メートルのサメが上空から目撃された。
NSW州サウスコーストのモリームック・ビーチでは16日、サム・スミスさん(17)が、体長1.5メートルのサメの襲撃に遭った。スミスさんは、水中銃等で魚を捕るスピアフィッシングをしていた際にサメに手を噛まれ、シドニーの病院に飛行機で搬送された。現場からすぐ南のビーチでは、同州のカントリー・サーフ・ライフセービング・チャンピオンシップが行われ、数百人が参加していた。
長引くサメ出現の可能性として、海洋活動の増加や温暖な気候があげられる。連邦科学産業研究機構(CSIRO)のバリー・ブルース専門家は、「ニューカッスルなど人口が密集した地域でサメの出現が言及されるが、NSW州の海岸全域でよく見られることだ」と話した。