【メルボルン17日AAP】 米国の航空宇宙局(NASA)および海洋大気庁(NOAA)による国際データによると、1880年に観測が開始されて以来、2014年が世界で最も気温が高い年であった。昨年の平均地球温度は、1年を通して記録を上回り、20世紀平均より0.69度高かった。
オーストラリア気候評議会のウィル・ステフェン教授は、「真夏日の日数はより多く、気温の高く期間の長い熱波が頻繁に発生している」「38年連続で平均地球温度を上回っており、温暖化と言える」と話した。2015年について同教授は、「国際的な気候会談がフランスのパリで開催され、世界気候安定化のために転換の年となるだろう」と話した。
気象庁も先日、2014年はオーストラリアで観測史上3番目に暑い年であったと発表している。気候変動グループらは、気温の上昇による熱波やブッシュファイヤーなどオーストラリア各地での気象災害の増加をあげ、「今まさに行動に移す時」と話した。