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マヌス島難民施設で緊張状態続く

【シドニー17日AAP】   マヌス島難民収容施設でハンガーストライキ中の難民らが治療を拒み、依然として緊張状態が続くとみられる。

難民活動連合(RAC)のイアン・リントール氏によると、16日午後以降、収容施設に食べ物は一切運ばれておらず、流水もないとされ、非ハンガーストライキ者も含め集団で罰せられているという。また、警備員が施設に入れないよう収容者らが門をバリケードしたという。

移民局は、「難民に対し適切な医療ケアを引き続き実施し、パプアニューギニア政府を支援していく」と話し、メディアが報道した収容者と警備員間の闘争を否定した。

難民は移民局に対し、1月22日に実施予定の、首都ロレンガウの仮住居への男性難民の移動を中止するよう訴えている。昨年2月に死亡したイラン国籍のレザ・ベラティさんについてリントール氏は言及し、難民は暴行の再発を恐れていると話す。同氏によると、約500人がハンガーストライキ中で、40人は唇を縫い合わせ、洗剤やカミソリの刃を飲みこんだ難民もいるという。

グリーンズ(緑の党)のハンソン・ヤング上院議員は、施設の独自視察を再び求めている。

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