【シドニー12日AAP】 先週末NSW州を襲った大嵐の影響で、シドニー北部やセントラルコーストなどで3万棟以上が週末まで停電を強いられる可能性がある。電力会社オースグリッドは、軍の支援も要請している。
NSW州では今週も雨が予想されており、州緊急サービス局は、自宅を被害や洪水から守るよう住民に呼び掛けている。土嚢を使ったり、浸水の恐れがある場合は家具や電化製品をできるだけ高いところに上げる必要がある。
気象局は11日遅く、ノーザン・リバー、州中部沿岸部、北西部、北部テーブルランズで雷雨警報を発令した。シドニーでも12日に6~25ミリ、13日に15~35ミリの降雨が予想されている。
オースグリッドは“過去20年で最悪の嵐”として、QLD州、VIC州、SA州からも作業員を派遣して電力復旧に取り組んでいる。また、国防省にもがれきや倒木の撤去を要請したいとして、キアン州エネルギー相に連絡した。