【シドニー23日AAP】 23日朝、欧州中央銀行が大々的な景気刺激策を発表したことを受けて、約5年半ぶりに1豪ドルが80米セントを下回った。
欧州中央銀行は、月額600億ユーロ(850億豪ドル)の資金供給を行うことを発表。これを受けて、1豪ドルが一時79セント台に下落したが、午前中のうちに80セント台に戻った。
昨年6月に1豪ドルが95セント台を記録した後は、物価の下落と米ドル高の影響で豪ドルは下がり続けていたが、80セントを下回ったのは2009年7月以来。ANZ銀行は、今年のなかば頃までに76セントぐらいまで下落するだろうと予測している。