【シドニー13日AAP】 NSW州政府は13日、山火事による煙霧のワイン用ぶどうへの影響を調べる調査キット費用として、各ワイン農家に最大1200ドルの支給を行うと発表した。農家はワイン用ぶどうの収穫期を間近に控えている。
NSW州のマーシャル農業相は、州内のワイン市場を守るためには、煙霧による影響を受けたぶどうが消費者に到達することを防ぐ必要があるとした上で、「ぶどうの調査がカギを握っている」と話した。
NSW州ワイン産業協会のバーン会長もまた、州内のワイン業界が干ばつに加え、山火事や煙による被害にも直面しており、ぶどうの収穫期を前に業界は“山場を迎えている”との見解を示した。NSW州のワイン産業は、州経済に約50億ドルの恩恵をもたらしている。