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今年の国民栄誉賞はDV活動家に

【キャンベラ25日AAP】   毎年、オーストラリア・デーを祝して発表される「オーストラリアン・オブ・ザ・イヤー」賞。国民栄誉賞にも当たるこの賞に、今年は、VIC州でドメスティック・バイオレンス(DV)被害者の支援活動を行う女性が輝いた。この女性は昨年、息子をDVで亡くした。

ロージー・バティさんの息子、ルーク君(当時11)は昨年2月、クリケット場で実の父親に殺害された。この父親は後に警察に射殺された。

バティさんはルーク君が亡くなった24時間後に声明を出し、そのすぐ後、自分と同じような境遇にいる人々を支援する「ルーク・バティ財団」を設立した。

バティさんは、「この数年は、失意のどん底に落ち人生最悪の日々を過ごしたが、こうやって素晴らしい機会を得られるまでになった」と述べ、今後もDV被害者に耳を傾けると話した。

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