政治

QLD州選挙 労働党の政権奪回確実

【ブリスベン1日AAP】   31日に実施されたQLD州選挙では開票作業が進められているが、これまでのところ、現役の州首相が議席を失うなど自由党が労働党の向かい風に追いやられている。労働党は1日午後6時現在、与党に返り咲くために必要な45議席まであと2議席と迫っている。

89ある議席をめぐって行われた選挙では、これまでのところ労働党が43議席を獲得。対する現与党の自由国民党は39議席となっている。当選確実が出ていない選挙区は5つあり、選挙委員会では同選挙区の開票作業に当たる職員数を増やして結果をできるだけ早く出せるようにしているとした。

期日前投票や郵送での投票についても引き続き開票作業が進められている。郵送による投票は実際の投票日から10日後に投函されたものまで受け付けられるが、選挙結果が確実に分かるまでにはそう長くかからないとみられている。

今回の選挙では、現役の州首相であるキャンベル・ニューマン氏がアシュグローブ選挙区で労働党議員に議席を奪われ落選。政界からの引退を発表した。

労働党は3年前に自由国民党によって与党の座を奪われた。今回の選挙で労働党が勝利を収めると劇的な返り咲きとなる。労働党のパラスズック党首は、「与党の座に就くことを楽しみにしている」と述べた。

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