【ブリスベン6日AAP】 QLD州南部からNSW州北部への200キロにおよぶ高速カーチェイス事件を受け、両州警察からQLD州の非追跡規定に対し非難の声があがっている。
5日、時速150キロ以上で高速道路を走る青色の三菱ランサーを、QLD州警察のヘリコプターが少なくとも2時間追跡した。同車両は最終的に、NSW州警察がスパイクを使用して停止させた。
今回の追跡で重篤なけが人は出なかったが、NSW州での犯人逮捕によって、QLD州の非追跡規定は批判を浴びた。NSW州警察協会のウェーバー会長は、「同規定は、市民をより危険にさらす」と話した。QLD州警察組合のリーバーズ会長もこれに同意し、同規制を再度非難した。
逮捕されたジョン・タフ(32)およびカリン・マケーブ(20)は6日、ツイードヘッド簡易裁判所に短時間出廷し、再拘留された。2人は4月7日、リズモア簡易裁判所に出廷予定。2人は殺人の意図をもって発砲、逮捕回避目的で拳銃発射、自動車乗っ取り未遂と警察の追跡(Skye’s Law)で起訴され、さらなる罪で起訴される可能性が高い。