【キャンベラ8日AAP】 自由党内で党首選を求める動きがあがる中、アボット連邦首相は、党首選の問題にできるだけ早く対処することが最善とし、10日に予定されている同党の議員総会を9日に前倒しすると発表した。
前倒しについてテレサ・ガンバロ連邦議員は、「議員らは議会制民主主義の場で意見を述べる権利がある」「交戦状態で国家は統治できない」と批判した。連邦議員らは、ラドック与党院内幹事長からではなく、メディアを通して総会前倒しを知ったことにも不満を抱いている。
シドニーでの自由党のファンドレイズ行事に姿を見せたターンブル通信相は、党首選の動議が通った場合に立候補するかという質問を「仮定的」と退けた。
アボット連邦首相に対し、財務相を現在のホッキー氏からターンブル氏に交代させるよう要請した閣僚もいると伝えられている。これについてアボット氏は、「ホッキー氏を変わらず支持する」と話した。