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バリナイン 外相が死刑執行停止を訴え

【キャンベラ12日AAP】  薬物密輸事件に関わったとしてバリ島で逮捕されたオーストラリア人9人の「バリナイン」のうち、死刑判決を受けたアンドリュー・チャン被告とミュラン・スクマラン被告の死刑執行が迫るなか、ビショップ外相はあらためてインドネシア政府に対し死刑執行の停止を訴えた。

ビショップ外相は12日の議会で、数週間以内に死刑が執行されるとみられている2人の被告について、「彼らの犯した罪の重さを軽視するものではないが、死刑は重過ぎる」と述べた。また、3万人以上のオーストラリア国民が刑の執行停止を懇願していると述べた。

さらに、インドネシアにおける麻薬犯罪撲滅に対してオーストラリア政府ほど援助を行っている国はないとして、「2人の死刑を執行すれば、インドネシア政府にとっても失うものは大きい」と述べ、死刑執行の動きをあらためて牽制した。

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