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先住民の権利を訴えた活動家が死去

【シドニー14日AAP】   オーストラリア先住民の権利を訴えた、活動家のフェイス・バンドラーさんが亡くなった。享年96歳。家族に対し、バンドラーさんの州葬が提案された。

バンドラーさんは1967年、オーストラリア先住民を憲法のもと国民と認めて権利を与えるための、国民投票を主導した。オーストラリア勲章の受章者で人間国宝でもあるバンドラーさんは、オーストラリア先住民団体(AAF)の設立を支援し、先住民族の発展のための連邦評議会(FCAATSI)の総書記も務めた。

アボット連邦首相とスカリオン先住民問題相は、「アボリジニとトレス海峡諸島オーストラリア人の英雄を失った」と述べた。野党労働党のショーテン党首とニューマン影の先住民問題相も、「バンドラー氏が残したものは、オーストラリア先住民が憲法上認められた過程に生き続ける」と、話した。

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