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コペンハーゲン発砲事件 政府哀悼の意

【シドニー15日AAP】   デンマークの首都コペンハーゲンで現地時間の14日に相次いで発生した発砲事件に関して、アボット連邦首相は、犠牲者に哀悼の意を表すると共にオーストラリア国内でのテロ警戒をさらに強化することを誓った。

コペンハーゲンのカフェで行われていた表現の自由に関する会合で、何者かが銃弾を複数撃ち込み1人が死亡した。この会合にはイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いた画家が出席していた。さらにその数時間後、今度は市中心にあるユダヤ教の礼拝所(シナゴーグ)に向け発砲があり、男性が死亡した。カフェでは警官3人が、シナゴーグでも警官2人がそれぞれけがをした。

先月、フランス・パリでムハンマドの風刺画を掲載した新聞社が襲撃を受け多数が死亡。またその数日後には市郊外にあるユダヤ系スーパーマーケットで立てこもり事件が発生した。

アボット連邦首相は15日、声明を発表し、「パリで発生した事件もそうだが、コペンハーゲンの襲撃事件も表現の自由を脅かそうとするものだが、人々の基本的権利である発言の自由は守られなければならない」と述べた。

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