【シドニー17日AAP】 シドニーの「ボンダイのゴミ屋敷」として知られる住宅が、市への借金返済のために強制的にオークションにかけられる予定だった件で、この家の住人らは借金を返済することで市と合意。オークションはキャンセルとなった。
「19 Boonara Avenue, Bondi」にあるこの住宅は、家主であるボボラス一家が大小のゴミを集め始めたことからゴミ屋敷の名前がつけられ、現在では庭も家の中もゴミだらけになっている。管轄のウェーバリー市は幾度となく清掃員を派遣し、それらにかかった費用の18万ドル(法的費用含む)を同一家に求めていたが返納の意志がないと判断したため、借金返納に充てるため強制的にオークションに踏み込むことに決めた。
オークションは17日午後7時半に実施される予定だったが、間際になってボボラス一家が市に対して借金を返納することに合意したためオークションはキャンセルとなった。ボボラス一家は引き続きこの家に住むという。